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イマドキけいおん!事情 Vol.1 東京都立立川高校 MUSIC CREATE CLUB 篇

イマドキの軽音楽部事情はどうなってるの?ってことで、いろんな中学校・高等学校の軽音楽部部員に話を聞くこのコーナー、その名もベタに『イマドキけいおん!事情』!
ということで、記念すべき第1回目は、先日ESP学園のホールにて合同演奏会を開催した東京都立立川高校のMCC(ミュージック・クリエイト・クラブ)1年生6人に集まってもらいました。
都内屈指の進学校でもある同校の軽音楽部事情は果たしてどんな感じなのでしょうか?

イマドキ

真面目に音楽やりたいなと思ってこの部活に入りました。

軽音楽部に入ったいきさつから教えてください。

丹羽海凪(以下、丹羽):兄がバンド活動をやっていて、それをカッコいいなと思ったのと、もともと音楽が好きだったんでやってみたいという気持ちの両方あって、軽音楽部のある学校を探して文化祭に行って、この部活(ミュージック・クリエイト・クラブ:以下、MCC)に入りたいと心に決めました。

そんなにすべての学校に軽音楽部があるわけではないんですね。

丹羽:そうですね。ない学校もありますね。

私立が多くて都立は少ないとかあるんですか?

鈴木諒太(以下、鈴木諒):軽音楽部はなくても個人で文化祭でやってるところはたくさんありますけど……。

水野巴菜(以下、水野):私は中学の頃からギターを弾いていて、それをまた続けていけたらなと思って入りました。

鈴木裕菜(以下、鈴木裕):私は中学の時に吹奏楽部に入っていたんで音楽に触れる機会は多かったんですけれど、その時にある歌手の歌を聴いて、自分がその人に会ってるわけでもないのにその人の歌ってるのを聴いただけで泣けたことがあって……それってすごいなと思って、そんな風になりたいというか、歌をやりたいなと思って入りました。

鈴木諒:軽音楽部は自分の中学にあって、その時から高校でも軽音楽に入ろうと思ってました。なんで中学で軽音楽部に入ったのかと言うと、音楽好きだったんで何かしら音楽やりたいと思ってたんですけど、軽音楽部と吹奏楽部の両方見てみて、軽音楽部の先輩でアコースティック・ギターのカッティングがカッコいい人がいて、それでなんかいいなと思って入りました。あと、その頃たまたま父親が聴いていた40年前くらいの洋楽を聴く機会があって、それもまたカッコいいので、こういうことやってみたいと思いました。

ちなみにその40年前の洋楽って何ですか?

鈴木諒:レッド・ツェッペリンです。

木住野貴宏(以下、木住野):軽音楽部に入った理由は、J-POPを聴くのが好きというのもあったし、バンドもしてみたいのもあって……。あと、父親が昔バンドをやってて、お前もやったほうがいいよって言われて。とにかくいろんな理由があってやってみようかってなって、体験入学とか行ってみたら、けっこう楽しそうだったんで入りました。

津田慈(以下、津田):私はもともと中学の頃にホルンを弾いていて、高校入ったら吹奏楽部入ってホルンをもっとうまくなってやろうと思ってたんですけれど、MCCを見たらすごい真面目にやってて。あと、昔から母がピアノをやってて、ずっと上手だなと思っていたので、そういう風にピアノを弾けるようになりたいしとも思って、真面目に音楽やりたいなと思ってこの部活に入りました。

合同演奏会の感想を聞かせてください。

津田:アレンジとかオリジナルの伴奏という部分ですごく参考になりました。自分は歌わないし、アレンジに徹してることが多いので、こういう見せ方、聴かせ方もあるんだなって、とても刺激になった1日でした。

木住野:こういう本格的な場所でできるというのはあまりないので、例えば初めて使うアンプに関してスタッフの方に教えていただいたりとか、貴重な体験ができて楽しかったです。

鈴木諒:会場がとても整っていて素晴らしかったのと、大きいアンプで鳴らすと全体に響く感じで、そういう意味でとても楽しめました。あとは、自分ギタリストなので他校のギターさんとか観ちゃうんですけど、やっぱりみんな技術力高くて、まだまだ頑張らないとまずいなと感じました。カッティングが大好きなんで、カッティングを極めたいです。

鈴木裕:整った施設でできるとすごい気持ちいいです。経験の差とか、あと頑張りの差とかで、やっぱりすごい劣ってるなっていうのも感じた1日でした。そうですね……頑張って、今日やっていた人たちとか先輩たちとかみたいにやれるようになりたいなと思います。もうちょい音楽にかける時間を増やしたいと思います。

水野:こういった設備の整った素晴らしい場所でやらしていただけるのは初めてだったので、いい機会になりましたね。プロの人が使ってたりするので、こういう感じでプロの人がやってるんだなって思ったり、あと、来ていただいた学校の人たちを観ていると、今までにないくらいアコギの弾き語りとか多かったんで、参考になりました。

丹羽:今回はみんなと同じように、こんないい施設でやれるのもなかなかないので、とても楽しかったです。あとは、他校さんの演奏とか観てると……このバンドはドラムとか、このバンドはベースとギターとか、アレンジもギターがこうなっててベースがこうなっててドラムがこうなってて、みたいにいろいろ観られて面白かったですね。

それぞれ好きなバンドとか影響を受けたアーティストとかについて教えてください。

水野:私はジャンルでいうとJ-POPが多いんですけれど、この部活に入ってから、こういう歌詞なんだなとか、こういうメロディでお客さんの感情を動かしていくんだな、とか考えるようになって……。アーティストでいうと、スピッツ、秦基博さん、BUMP OF CHICKENとかですね。とくに秦基博さんのアコギは、あんなに多彩なことができるのかってすごい感動しました。

鈴木裕:私はJ-POPとかすごい疎くて……ディズニーは大好きです。あと、ボーカロイドの曲をカバーしてる歌い手さん……誰が好きっていうことよりも、歌う人によって同じ楽曲でも全然違う色になったりとかするのがすごい面白いですね。ボーカロイドが歌ってる曲だと硬く感じることがあるんですけど、それを人間がカバーすることによって柔らかくなったり、逆にもっと硬くなったり、いろんな表情が見えたりするので好きです。

鈴木諒:基本的にロック系のものとブルース系のものが好きで、J-POPとかアイドル系のものは全然聴かないんです。主に好きなのは、ハード・ロックとへヴィ・メタルなんですけど、パンク系のものとか多少プログレ感があるものも聴きます。尊敬しているのはジミーペイジ、デイヴ・ムステイン(メガデス)、ビリー・ジョー・アームストロング(グリーン・デイ)です。ジミー・ペイジは発想力がすごいし、ビリー・ジョー・アームストロングはカッティング、デイヴ・ムステインは独特の歌い方とリード・ギターが好きです。さっき日本の音楽全然聴かないって言いましたけど、リフとかギターとか、めちゃくちゃへヴィ・メタルっぽいアニソンとかは聴いたりします。。

木住野:コンポーザーとしてもプレイヤーとしても尊敬してるのは、ポール・マッカトニーですね。最近ハマっているのは吉田山田っていうふたり組なんですけど、きっかけはライブ・フェスで初めて聴いて、いいなと思って。その後もアルバム聴いたりライブ行ったりとかしてます。あとは、マーカス・ミラーです。

津田:MCCに入ってからUVERworldの曲の作り方とか曲の見せ方というのをいつも勉強というか参考にしてます……まあ全然できてないんですけれど。ピアノに関しては、まらしぃさんという主にニコニコ動画やYouTubeなどの動画投稿サイトで活躍する日本のピアニスト、コンポーザーの方がいて、その人の曲をよく聴いてます。まらしぃさんのプレイは全然再現できないですけど、彼の持っているアイディアを自分の曲に活かしてみようかなと思ってます。

丹羽:好きなアーティストや影響を受けたアーティストはいないんですよ、正直なところ。何かひとつに入れ込むことがなくて、いろんなところをつまみ食いして……。一番最初にハマったのがperfumeで、perfumeに影響されて歌が好きになったんですけれど、そういうところから入ってそれで小学校の終わりくらいにボーカロイドにハマりまして、それからいろんな曲調、ロックとかバラードとかも聴くようになって。で、兄とか先輩が好きなFear, and Loathing in Las Vegas(フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガス。日本のポスト・ハードコア・バンド)っていうバンドがあるんですけど、今回作った曲は、そのバンドのイメージでやろうかなと思って作ったので、いろんなところで影響受けてます。

イマドキ

(練習のために)放課後と朝と昼、必死に練習部屋を押さえてます。基本的には個人練習が多くて、みんなでちゃんとやりたい時はスタジオ借りますね。

MCCの1年生は何人いるんですか?

鈴木諒:6人です。ここにいるのが全員です。

2年生と組むこともあるんですか?

全員:あります。

練習はどうしてるんですか?

津田:大部屋に集まって……というか、放課後と朝と昼、必死に練習部屋を押さえてます。

朝も練習あるんですか?

鈴木諒:はい。MCCは2、3年ぐらい前に新設されたばっかりなので、場所の確保だったりいろいろと交渉とかが不利な部分が多いので必死です。うるさい中でイヤホンとかヘッドフォンして練習って感じです。

バンドで合わせる時は?

津田:大部屋だと、お互いの音が聞こえなくてもやるって感じです(笑)。基本的には個人練習が多くて、みんなで合わせる時は部室も使うけれど、ちゃんとやりたい時はスタジオ借りますね。

1日の練習時間はどれくらいですか?

津田:立川高校は定時制もあるので、なかなか練習時間が取れないんですよ。2時間とれたらいいほうかな。15時に授業が終わってそこから集まり始めて、17時には片付けてミーティングして解散、みたいな感じなので、朝練と昼練は基本的に来てね、みたいな。

朝練は何時からですか?

木住野:7時半からできます。授業が8時30分からなので、だいたい40分くらいですね。で、昼は40分できるかどうかですね。

お昼だからご飯も食べないといけないですもんね。

鈴木諒:早弁です(笑)。2限と3限の間に15分の休みがあって、その間にみんなでワーっと食べます。

丹羽:食べないと落ち着かないし、お腹なるし。

曲作りはどんな感じで行なうんですか?

丹羽:(顧問の)尾澤先生からは、作詞は絶対ボーカル、歌い手が伝えたいことを歌詞にしろってことは言われてますね。でも、曲作りってことだと、人によって違います。メロディから作る人、歌詞から作る人、歌詞とメロディを同時に作る人。

水野:私は同時です。

丹羽:私も同時ですね。

鈴木諒:僕はまだ曲作りをやってないです。

津田:完成させているのはあのふたりだけですけど、やってみようかなと思っている人もいるかな。

(軽音楽部を)引退するまでにはオリジナル曲を作る?

津田:作ります。自分の曲を作って、ひとり一人が弾き語りをやってね、っていうのをさっき(先生に)言われました(笑)。

基本、1年生が裏方をすることが多いんですか?

鈴木諒:人数が少ないので、1年生も2年生も関係なくスタッフやってます。

木住野:PAも機材のセッティングも。

津田:一学期の間にギターやアンプの調整だったりとかは叩き込まれて、他校さんでも困っていたら助っ人に行ったりとかって感じですね。

今日の合同演奏会では、リード・ギターはレス・ポール・タイプ、ギター・ボーカルはストラトキャスター・タイプ、ベースはジャズ・ベース・タイプが多かったんですが、使用楽器のトレンドみたいなものってありますか?

木住野:ジャズ・ベースって、とりあえずなんでもできるといか応用性が高いので、あとで困らないかなと思って買いました。

鈴木諒:僕が今回使ってたのは中学の時の貰い物のRGで、(PUが)ハム・シングル・ハムなんで多彩な音を出せるし、パワフルな音からクリーントーンのシャリシャリって音まで出せるんで、いろいろな音を出さないといけないような曲に使ってます。あともう1本はストラト・タイプで、クリーントーンがメインの曲ではそっちをって感じで、使い分けてやってます。

鈴木裕:私はデューセンバーグなんですけど、そのギターを買った時は何もわからなくて。

マニアックなギターですね。

鈴木裕:でも、カワイイです。全然わからなかったんで、鈴木くんにいろいろと教えてもらったんですけど、レス・ポール・タイプで軽いのがカワイイってことでセミアコになって、プラス音が柔らかいのが好きなんで、あれを選びました。最終的には直感なんですけど(笑)。色もカワイイんです。

水野:私、今のアコギが2本目なんです。もともと持ってたのが小さめのボディだったので、今度は大きいのを買おうということで、憧れてたヤイリのギターを買いました。

丹羽:私はローランドのジュピター50です。ちょっと高いんですけど(笑)。まず鍵盤数から考えたんですよ。ピアノやっていたのもあって、66や61だと物足りないから79にしようと思って探してて。あと、私も鈴木さんと同じように面食いな部分があって、カラフルじゃないですか? カワイイし音作りとかも遊べるからいいかなと思って買いましたね。

卒業後もバンドを続けたいなと思っている人は?

鈴木諒:バンド活動はしたいです。

みなさん大学進学ですか?

全員:はい。

大学でも軽音楽部に入りたいと思っている人は?

水野、鈴木諒、木住野:はい。

他の人たちは? 高校で燃え尽きたい感じですか?

丹羽:燃え尽きたいというよりも……。どこの大学に進学するかまだ決めてないし、やりたいことを探してる最中なんですけど、大学入って部活動をやるかどうかですね。それに私、飽きっぽいんで、ひとつのパートをずっとやってるのが嫌なんですよ。そういった意味で、バンドにはあまり向いてないなと思うし……。

鈴木諒:よかったじゃん、MCCで。

丹羽:そう。だからMCC入ったんだよ。いろんな楽器できる。やったぁ! そんな感じだから(笑)。だから大学行って音楽続けるにしても、たぶんひとりでDTMとか弾き語りとかで、好きなように自分でやるかなって思います。

鈴木裕:逆に私は大学でやりたいことが決まってるんで。

何ですか?

鈴木裕:研究です。研究をやりたくて、そのために行きたい大学に入るみたいな考え方なので。だから、部活には入らないかなと思うんですけれど……今いろんな音楽のやり方があるじゃないですか。例えばひとりで家にいても繋がれるような音楽のやり方とかもあるんで、そういうのにすごい興味がありますね。だから、研究をやりながら音楽をやれればいいなと思います。

鈴木諒:僕はデジタルなものが苦手というか、真空管にロマンを感じる人間なんで(笑)、DTMとかボカロとか苦手ですね。と言いつつ、マーシャルがあんまり好きではないので、今回はジャズ・コーラスを使ったんですけど。

津田:私はピアノを弾くのが大好きで、小学校4年生くらいから独学で続けてて。で、音楽を聴くことも好きで、最近はピアノ・アレンジのものばかり聴いたりしてるんで、ひとりで音楽と向き合うというか、人とやるのはいいかな、みたいな。

ESPミュージカルアカデミーでは、ワークショップの開催や楽器のメンテナンス、文化祭のステージ・サポート等、中学校・高校の軽音楽部を応援し、音楽が大好きな中高生のサポートを行なっています。
写真は、今回、インタビューに応えていただいた東京都立立川高校の軽音楽部MUSIC CREATE CLUBのみなさんの元にESP学園講師が訪問し、作詞/作曲講座を行なった時の様子です。

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